新型コロナウイルスに負けない!
2016年04月03日
防災拠点と防災機能とは?北中城村多目的 アリーナを考える
防災拠点は必要か?
2011年3月11日金曜日 午後2時46分 その時間、議会中であった私たちは、夕方4時過ぎに初めて東北が大津波に飲み込まれる衝撃的な映像を目の当たりにしました。私達議会では、震災1年後に岩手県山田町を視察で訪ねました。震災、2年後に個人的に北中城yorisoi隊の隊員として福島県、宮城県を訪ねました。
岩手県山田町

いろんな人の話を聞きました。
岩手県山田町役場で職員さんから話を聞く事もできました。山田町は役場から東側が全て津波で流されており、その復興の真っ只中に関わらず、私たちに当時の事、その後の避難所生活、いろんな話をしていただきました。
私たちが学んだ事を北中城村に置き換えると、救援が来るまでの72時間をどう生き延びるか。そして、その後に続く数ヶ月もの避難所生活をどうするのかが大きな課題であると感じました。
被災地の多くは、震災直後には電気、水道がとまり、食料もない場所がほとんどだったそうです。川が近くにあれば、そこから水を汲みトイレを流し、飲む水は湧き水があれば、それを使ったなどの記録があります。
岩手県山田町

アリーナを中心とした防災機能
防災拠点となる多目的アリーナは、電気は沖縄電力が、LNG(液化天然ガス)施設をアリーナと体育館敷地の側に建設しました。
電線が倒れ、停電してもこの電力を使用する事ができ、最低3日間まかなう準備ができています。
災害時の食料提供はイオンモールライカム、医療提供を中部徳洲会病院、避難所はアリーナ、隣の村民体育館は医療班の待機所としても使えます。また、隣接する民間スポーツ施設のプールの水利用や、その他に、周辺歩道は、下水道に直接仮設トイレを取り付け事ができるように整備し、災害時に使える貯水槽も整備する計画です。これが防災拠点となる多目的アリーナを中心とする防災機能の概要です。
北中城村は、東側低地に4000人の人々が生活しております。
アリーナ建設に反対する方からのご意見
「災害時は高台の公民館や学校施設に逃げればよい」「高台の防災拠点より、一時避難所を東側へ作るべき」という意見があります。
災害直後は多くの公民館や学校施設も電気・水道が止まっている可能性がとても高いです。また、多くの人がご存知のように、津波が押し寄せれば東側の施設は、使えないと考えるのが自然です。高台の公民館などでも、医療、食料、水も十分ではないでしょう。道も分断され、行政が各地区を援護する公助は、これまでの事例で相当困難だとされています。また、公民館や学校施設は、近隣の住民が先に避難している事だと予測されます。
災害時の一時避難所を東側に作るとはどういう意図で、どのような機能を有するものなのかはわかりませんが、高台の公民館で避難する人を少しでも受け入れていただく体制作りは必要だと思います。その分、防災拠点での一人ひとりの避難スペースを広く確保する事ができるからです。
陸前高田市の避難所の様子
災害復旧後、避難所生活が始まると、一番しんどい思いをするのが、子ども達です。
学校が避難所とされると、遊べない、学べない、我慢するのが当たり前となります。
写真にあるように、陸前高田市の中学校体育館は、1000人以上の人が身を寄せ合い生活している状況であったそうです。
防災拠点を持たない市町村であれば、このような状況にならざるを得ない事でしょう。しかし、この状態を避ける事ができる方法があるのならば、私たちはよく考える必要があると思います。
北中城村は、東側低地に4000人の人々が生活しております。
写真は全て、東北視察にて現地の方から頂戴いたしました「平成の三陸大津波 岩手の記録」から掲載しております。
2011年3月11日金曜日 午後2時46分 その時間、議会中であった私たちは、夕方4時過ぎに初めて東北が大津波に飲み込まれる衝撃的な映像を目の当たりにしました。私達議会では、震災1年後に岩手県山田町を視察で訪ねました。震災、2年後に個人的に北中城yorisoi隊の隊員として福島県、宮城県を訪ねました。
岩手県山田町
いろんな人の話を聞きました。
岩手県山田町役場で職員さんから話を聞く事もできました。山田町は役場から東側が全て津波で流されており、その復興の真っ只中に関わらず、私たちに当時の事、その後の避難所生活、いろんな話をしていただきました。
私たちが学んだ事を北中城村に置き換えると、救援が来るまでの72時間をどう生き延びるか。そして、その後に続く数ヶ月もの避難所生活をどうするのかが大きな課題であると感じました。
被災地の多くは、震災直後には電気、水道がとまり、食料もない場所がほとんどだったそうです。川が近くにあれば、そこから水を汲みトイレを流し、飲む水は湧き水があれば、それを使ったなどの記録があります。
岩手県山田町
アリーナを中心とした防災機能
防災拠点となる多目的アリーナは、電気は沖縄電力が、LNG(液化天然ガス)施設をアリーナと体育館敷地の側に建設しました。
電線が倒れ、停電してもこの電力を使用する事ができ、最低3日間まかなう準備ができています。
災害時の食料提供はイオンモールライカム、医療提供を中部徳洲会病院、避難所はアリーナ、隣の村民体育館は医療班の待機所としても使えます。また、隣接する民間スポーツ施設のプールの水利用や、その他に、周辺歩道は、下水道に直接仮設トイレを取り付け事ができるように整備し、災害時に使える貯水槽も整備する計画です。これが防災拠点となる多目的アリーナを中心とする防災機能の概要です。
北中城村は、東側低地に4000人の人々が生活しております。
アリーナ建設に反対する方からのご意見
「災害時は高台の公民館や学校施設に逃げればよい」「高台の防災拠点より、一時避難所を東側へ作るべき」という意見があります。
災害直後は多くの公民館や学校施設も電気・水道が止まっている可能性がとても高いです。また、多くの人がご存知のように、津波が押し寄せれば東側の施設は、使えないと考えるのが自然です。高台の公民館などでも、医療、食料、水も十分ではないでしょう。道も分断され、行政が各地区を援護する公助は、これまでの事例で相当困難だとされています。また、公民館や学校施設は、近隣の住民が先に避難している事だと予測されます。
災害時の一時避難所を東側に作るとはどういう意図で、どのような機能を有するものなのかはわかりませんが、高台の公民館で避難する人を少しでも受け入れていただく体制作りは必要だと思います。その分、防災拠点での一人ひとりの避難スペースを広く確保する事ができるからです。
陸前高田市の避難所の様子

災害復旧後、避難所生活が始まると、一番しんどい思いをするのが、子ども達です。
学校が避難所とされると、遊べない、学べない、我慢するのが当たり前となります。
写真にあるように、陸前高田市の中学校体育館は、1000人以上の人が身を寄せ合い生活している状況であったそうです。
防災拠点を持たない市町村であれば、このような状況にならざるを得ない事でしょう。しかし、この状態を避ける事ができる方法があるのならば、私たちはよく考える必要があると思います。
北中城村は、東側低地に4000人の人々が生活しております。
写真は全て、東北視察にて現地の方から頂戴いたしました「平成の三陸大津波 岩手の記録」から掲載しております。
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Posted by 天久朝誠 at 14:33│Comments(0)
│防災拠点 多目的アリーナ建設