新型コロナウイルスに負けない!
2016年04月09日
北中城村多目的アリーナ SPC(特別目的会社)とは?

SPC(特別目的会社)とは?
北中城村多目的アリーナ建設後、どのようにしてこの施設を運営していくかが大切です。この施設は、アワセ跡地開発「まちづくり」の一環で建設が計画された公共施設です。可能な限り、維持管理を低減させる取り組みが必要です。
これまで北中城村は、あやかりの杜という図書館機能を持った生涯学習施設を「指定管理」と呼ばれる、当時の沖縄では初めての手法をとりました。最近では、公共施設の管理を指定した民間団体に管理させることは、ごく一般的になりました。しかし、当時は「図書館の管理を民間委託とは何事だ」と議会でも反対があったようです。あやかりの杜を村が管理すると年間の管理費が1億4千万円、民間に指定管理を委託すると5千万円となり、大幅に管理費の低減ができました。当時としては、画期的な取り組みであったと思います。
しかし、一般的な指定管理は、「5千万円」の管理費であれば、5千100万円にならないように努力しますが、4千万円にしようという思考は働きません。
5千万円は管理団体が使えるお金だからです。
今回の多目的アリーナの管理は、SPC(special purpose company:特別目的会社)と呼ばれ、指定管理制度にもう1クッションを入れるイメージとなります。
北中城村が建物を準備し、事業共同体と呼ばれるアワセ跡地開発の関係団体が加わり、資金集めなどを行います。SPCから管理を委託された運営会社が、企画・運営を行い、その収益をSPCへ還流させるというイメージです。
北中城村は建物を提供し、管理費は主に民間が用意する事になるため、指定管理よりも村の費用を低減させていこうという考えです。
ちなみに、他のアリーナ施設では、収益の一部は、当該地方自治体へ入る仕組みを取っている自治体もあります。
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Posted by 天久朝誠 at 17:15│Comments(0)
│防災拠点 多目的アリーナ建設